高校に入った途端に散髪代が値上がりするのはどういうことだ!舐め腐りやがって、とあいかわらずケチな私はやっすい散髪屋を探してました。で、友人から紹介された美容室に行ってみました。
その店は初老の夫妻が切盛りしてるなんともアットホームな雰囲気の美容室でガラス張り、壁が一面真っ白で目がギスギスした兄ちゃんがカットしてくれる床屋が苦手だった私はすぐに虜になってしまいました。
料金も美容室と銘打っておきながら高校生1500円というリーズナブルさ、なぜか美容室なのに顔剃り300円と書いてあるのが無性に気になりますがこの際見なかったことにしておこう。ここは美容室だ、美容室。
その店を知ったのはちょうど2年くらい前でそれ以来2、3ヶ月に1回通ってるんですがおっちゃんがボケてるのかいまだに名前を覚えてくれず、毎回出だしのトーク
「君、何年生や」→「高ニっす」
「部活は何してる?」→「あ、バドミントンやってます。」
「じゃあもう先輩は夏で引退してんな。せいせいしたやろー。」→「いやーそんなことないですよー。」
こんな感じで既に3回以上繰り返されて正直困ります。あとおばあちゃんが死んだ話とか、貧乏でグラブが買えなくてどうしても入りたかった野球部にはいれなかった、みたいな暗くなる話をニコニコしながら話すのも勘弁してください。
髪を切られる前に心が張り裂けそうな美容室。でも安いからこれからも通うしかない。